ゲンゴロウ

一般小学生

まとめ

【定義】 かつては水田などでよく見られた水生昆虫だが、農薬の使用や環境変化により激減している。コウチュウ目ゲンゴロウ科に属し、幼虫・成虫ともに肉食性で、水中生活に適応した形態を持つ。

ゲンゴロウ水生昆虫生態系

まとめ

ゲンゴロウは優れた遊泳能力を持つ捕食者であり、水圏生態系の上位を占める。しかし、環境の変化に敏感であり、現在は多くの地域で絶滅危惧種に指定されている。

解説

ゲンゴロウは体長3.5~4cm程度の甲虫で、呼吸のために翅の下に空気を取り込む性質がある。後ろ足には長い毛が密生しており、これを力強く動かすことで水中を自在に泳ぎ回る。食性は非常に貪欲な肉食性で、魚類や両生類の幼生などを捕食する。かつては里山の水田環境に広く生息していたが、高度経済成長期以降の農薬の大量散布、水田の乾田化、外来種による捕食、そして水辺の植生の減少などにより、生息地が急速に失われた。現在、ナミゲンゴロウを含む多くの種が環境省のレッドリストに掲載されており、生息地の復元や保全活動が急務となっている。

小学生のみなさんへ

ゲンゴロウは、田んぼや池のなかでくらす、泳ぎがとてもとくいな昆虫のなかまです。うしろ足がボートの「オール」のような形をしていて、水の中をスイスイおよぎます。食べ物は小さな魚やおたまじゃくしなどで、水の中のハンターともよばれています。むかしは日本のあちこちで見られましたが、田んぼがよごれたり住む場所がなくなったりして、いまはめったに見ることができない、とてもめずらしい生き物になってしまいました。

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