商港とは、主に商船が入港し、貨物の積み下ろしや旅客の乗降を行うために供される港湾のことです。
解説
商港は、国内外の物流ネットワークにおいて極めて重要な役割を果たしています。一般的に、衣類や医薬品、日用品といった私たちの生活に密着した製品の輸出入が行われるほか、大型の豪華客船(クルーズ船)が寄港する観光の拠点としても機能します。
港内には、輸出入の許可を得るための「通関手続き」を行う税関などの施設が整備されており、経済活動の玄関口となっています。統計的には、輸入品目の中で衣類や医薬品などの割合が高いことが商港の特徴の一つです。
コラム
港湾はその主目的によって分類されます。商港のほかには、製造業の原材料や燃料(LNGなど)を扱う「工業港」、水産物の流通拠点となる「漁港」などがあります。例えば、千葉県の銚子港や静岡県の焼津港は、商港ではなく漁港としての機能が非常に高いことで知られています。
また、船舶が嵐などの際に一時的に避難するための「避難港」も、安全な海上交通を維持するために重要な存在です。商港はこれら他の港と役割を分担しながら、私たちの経済を支えています。