前野良沢

一般小学生

まとめ

小学生のみなさんへ

前野良沢まえのりょうたくは、江戸時代にオランダの医学の本を日本語に訳した、とても優れた学問のリーダーです。今の時代と違って、当時は外国の言葉を調べる辞書もありませんでしたが、良沢は仲間たちと一緒に、約4年という長い時間をかけて一生懸命に翻訳ほんやくを進めました。

きっかけは、処刑場で死体の解剖を見学したことでした。良沢たちが持っていたオランダの医学書と、実際の人間の体のつくりがぴったり一致しているのを見て、「これこそが本当の医学だ!」と感動したのです。この経験をもとに、良沢や杉田玄白(すぎたげんぱく)たちは、日本で初めての本格的な西洋医学の教科書『解体新書かいたいしんしょ』を完成させました。

良沢はチームの中で一番オランダ語が得意でしたが、実は本の著者に自分の名前を載せませんでした。「まだ完璧な訳ではないから」と、自分の仕事にとても厳しかったからです。目立つことよりも、正しい知識を求めることを大切にした、とてもストイックな学者さんでした。

ルラスタコラム

前野良沢は、あまりにオランダ語の勉強に夢中になっていたので、自分のことを「蘭学(オランダの学問)の化け物」という意味で「蘭化(らんか)」と呼んでいました。一つのことに没頭する強さが、日本の医学を大きく進歩させたのですね。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する