1914年から1918年にかけて行われた第一次世界大戦において、ドイツ、オーストリア、オスマン帝国、ブルガリアなどで構成された陣営のこと。イギリス、フランス、ロシア、アメリカなどの「連合国(協商国)」と対立し、最終的に敗北を喫した側の勢力を指す。
解説
同盟国の中心となったのは、戦前に「三国同盟」を結んでいたドイツとオーストリアである。当初はイタリアもその一員であったが、第一次世界大戦が勃発するとイタリアは中立を維持し、後に連合国側として参戦した。そのため、実際の戦時体制における同盟国は、中央ヨーロッパから中東にかけて位置するドイツ、オーストリア、オスマン帝国(トルコ)、ブルガリアの4か国が主軸となった。
戦争当初、同盟国は強力な陸軍力とドイツの軍事技術を背景に優位を保ったが、イギリスによる強力な海上封鎖によって輸入が途絶え、物資不足に苦しむこととなった。1917年にアメリカが連合国側で参戦したことで、経済的・軍事的なバランスは決定的に崩れ、1918年には同盟国側で相次いで革命や反乱が起きて降伏に至った。この敗北は、その後のベルサイユ条約による講和や、国際連盟の設立といった20世紀の新たな国際秩序へとつながることになる。
コラム
第一次世界大戦における日本の立場は、連合国側であった。日英同盟を理由に参戦した日本は、ドイツが支配していた中国の青島や南洋諸島を占領し、この機に乗じて二十一か条の要求を中国へ突きつけるなど、東アジアにおける権益拡大を図った。なお、第二次世界大戦における日独伊の陣営は「枢軸国」と呼ばれ、第一次世界大戦の「同盟国」とは区別される点に注意が必要である。