一般小学生
まとめ
【定義】 蟻酸(ギ酸)は、化学式 HCOOH で表される最も単純なカルボン酸であり、アリの毒腺やハチの毒、イラクサの刺毛などに含まれる刺激臭のある無色の液体である。
まとめ
ギ酸は最も単純な構造を持つカルボン酸であり、分子内にカルボキシ基だけでなくホルミル基(アルデヒド基)を持つため、酸性としての性質と還元剤としての性質の両方を備えている。
解説
ギ酸は17世紀に赤アリを蒸留することで初めて単離された物質である。IUPAC名ではメタン酸と呼ばれる。カルボキシ基(-COOH)を有するため酸性を示し、その酸としての強さは酢酸よりも強い。最大の特徴は、カルボキシ基の水素原子側を見るとホルミル基(-CHO)の構造が存在することである。このため、カルボン酸でありながら例外的に還元性を持ち、銀鏡反応やフェーリング反応を示す。濃硫酸を加えて加熱すると脱水反応が起こり、一酸化炭素が発生する。工業的には、一酸化炭素と水酸化ナトリウムから生成されるギ酸ナトリウムに硫酸を加えることで製造される。
小学生のみなさんへ
アリが体の中に持っている、特別な「酸(さん)」という成分のことです。アリに刺されたりかまれたりしたときに、皮膚(ひふ)がはれるのは、この成分が体の中に入るからです。昔の学者がアリをたくさん集めて、この成分を取り出したことから「蟻(あり)の酸」という意味でこの名前がつきました。
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