クローン

一般小学生

まとめ

【定義】 無性生殖によって作られた、親と全く同じ遺伝的性質を持つ個体のこと。

生物学遺伝子工学

まとめ

1. 無性生殖により、親と100%同一の遺伝情報(ゲノム)を保持する個体である。2. 自然界では単細胞生物の分裂や植物の栄養生殖で見られる。3. 哺乳類では1996年のクローン羊「ドリー」が初の成功例である。

解説

クローン(clone)は、ギリシャ語で「小枝」を意味する「klon」に由来し、遺伝的に同一な細胞群や個体の集合を指す。生物学的には、雌雄の配偶子が受精して多様な遺伝子を持つ子が生まれる「有性生殖」に対し、一つの親から受精を介さずに子が生まれる「無性生殖」によって生じる。植物の挿し木や塊茎による繁殖、アメーバの分裂などがその代表例である。近年では、分化した体細胞の核を未受精卵に移植する「体細胞核移植」技術により、哺乳類のクローン作製も可能となった。この技術は畜産物の生産性向上や希少動物の保護、再生医療などの分野で期待される一方、生命倫理や遺伝的多様性の喪失といった観点から慎重な議論が求められている。

小学生のみなさんへ

クローンとは、「お父さんやお母さんと、まったく同じ体の設計図(遺伝子)を持って生まれてきた生き物」のことです。ふつうの生き物は、お父さんとお母さんの特徴を半分ずつ受けつぎますが、クローンは片方の親からコピーのようにそっくりそのまま生まれます。身近な例では、植物の枝を切って土に植えて増やす「さし木」もクローンの一種です。1996年には、世界で初めて羊のクローンが誕生し、「ドリー」と名付けられて大きな話題になりました。

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