まとめ
【定義】
ppm(パーツ・パー・ミリオン)は、100万分の1を単位とする割合の表現である。1%の1万分の1(0.0001%)に相当し、大気汚染物質や水溶液中の微量成分の濃度を示す際に用いられる。
学習の要点
- 重要語句:空気の組成、不完全燃焼、温室効果ガス、ガスボンベの識別色
- 用語の意義:極めて微量な成分を数値化することで、環境への影響や人体への毒性を正確に把握するために利用される。
解説
地球の大気は、体積比で窒素が約78.08%、酸素が約20.95%を占めており、これらが主成分となっている。一方で、二酸化硫黄(0.002ppm)などの微量成分はppm単位で表記される。窒素は環境中で窒素酸化物となり酸性雨の原因の一つとなるほか、メタンは二酸化炭素よりも強力な温室効果ガスとしての性質を持つ。
気体の性質と管理については、特に一酸化炭素に注意が必要である。有機物が不完全燃焼を起こすと発生し、無色・無臭ながら強い毒性を持つため、微量であっても吸入すると中毒を引き起こす危険がある。
産業や実験で使用されるガスボンベは、充填されている気体の種類によって容器の塗色が法律(高圧ガス保安法等)に基づき定められている。主な識別色は以下の通りである。
・液化アンモニア:白
・液化塩素:黄
・水素ガス:赤
・液化炭酸ガス:緑
・酸素ガス:黒
補足
ppmのほかに、さらに微量な濃度を示す単位としてppb(10億分の1)やppt(1兆分の1)が環境分析の分野で使用される。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
ppm(ピーピーエム)は、とても小さな量を表すときに使う言葉です。「100万分の1」という意味で、たとえば100万個のボールの中に1個だけちがう色のボールがまじっているような、ごくわずかな割合を表します。
私たちのまわりにある空気のほとんどは「ちっ素」と「酸素」でできていますが、その中にはごくわずかに別の気体もまざっています。たとえば、火が不完全にもえたときに出る「一酸化炭素(いっさんかたんそ)」は、ほんの少し吸っただけでも体に悪いえいきょうをあたえるため、ppmのような小さな単位を使って調べられます。
また、工場などで使われるガスの入れ物(ボンベ)は、中身をまちがえないように色が決められています。酸素は「黒色」、水素は「赤色」、二酸化炭素は「緑色」といったルールがあり、一目で中身がわかるようになっています。
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