まとめ
【定義】
周期表第2族に属する、銀白色で反応性の高い金属。塩酸や希硫酸などの酸と反応し、水素を発生させながら溶解する性質を持つ。
学習の要点
- 重要語句:イオン化傾向、水素発生、王水、酸化還元反応
- 用語の意義:金属の反応性の強弱(イオン化傾向)を理解するための指標となる物質の一つ。
解説
マグネシウムは反応性が高い金属であり、塩酸やうすい硫酸に触れると激しく反応し、水素を発生させて溶ける。これは、金属が電子を放出して陽イオンになろうとする「イオン化傾向」が大きいためである。
金属の反応性は種類によって異なり、カリウムから金までの各金属は、その反応性の高さに基づき序列化されている。例えば、マグネシウムやアルミニウムは比較的容易に酸に溶けるが、金(Au)のように極めて安定した金属は、通常の塩酸や硫酸には溶けない。このような反応性の低い金属を溶かすには、「王水」と呼ばれる濃塩酸と濃硝酸を混合した特殊な薬品が必要となる。
金属が「水」「酸」「熱濃硫酸」「王水」のどれに溶解するか、および反応時に「水素」や「二酸化硫黄」などのどの気体が発生するかは、すべてこのイオン化傾向の順序によって整理される。
補足
マグネシウムは実用金属の中で最も密度が低く、軽量化が求められる航空機や自動車の部品、スマートフォンの筐体などに合金として広く利用されている。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
マグネシウムは、銀色をしたとても軽い金属です。理科の実験などで、塩酸(えんさん)という薬品に入れると、さかんに「あわ」を出してとける様子を見ることができます。このときに出るあわの正体は「水素(すいそ)」という気体です。
金属には、マグネシウムのように薬品にとけやすいものと、金のように薬品にとけにくいものがあります。金属によって反応のしかたがちがうことを覚えておきましょう。
たとえば、金はふつうの酸には全くとけませんが、「王水(おうすい)」という特別な薬品を使うと溶かすことができます。マグネシウムなどの実験を通して、金属それぞれの性質のちがいを学ぶことができます。
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