一般小学生
まとめ
【定義】 律令(りつりょう)国家において、成年男子(正丁など)に対して課せられた税制度の一つ。各地の特産物を都まで運び、納める義務を指す。
まとめ
「租庸調(そようちょう)」の一角をなす税。成年男子の負担であり、絹・布・糸・綿などの特産品、あるいは魚介類などの海産物を都へ納めた。運搬費用や労力は納税者の自己負担(運脚)であったため、農民にとって極めて重い負担であった。
解説
調(ちょう)は、奈良時代から平安時代にかけて施行された律令制下の主要な税目である。主に正丁(せいてい/21歳から60歳の健康な男性)に全額が課せられた。納める品目は、繊維製品(絹、糸、綿、布など)や各地の特産物(鉄、塩、紙、染料、海産物など)多岐にわたり、これらは国家の財源として役人の給与や宮廷の儀式費用、公共の備蓄などに充てられた。この制度の大きな特徴は、納税者が自ら都(平城京や平安京)まで荷物を背負って歩いて届ける「運脚(うんきゃく)」という仕組みがセットになっていた点である。往復の食料も自ら用意せねばならず、疲弊して途中で行き倒れる農民も現れるなど、当時の人々の生活を激しく圧迫した。
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