突沸

一般小学生

まとめ

【定義】 液体を加熱した際、沸点に達しても沸騰せず、後から急激に激しく沸騰し始める危険な現象。

まとめ

突沸は、沸点を超えても沸騰が始まらない「過加熱」の状態で発生する。外部からのわずかな刺激で一気に沸騰するため、爆発的に内容物が飛散する危険がある。防止策として沸騰石や撹拌棒の使用が不可欠である。

解説

通常、液体は沸点に達すると内部の核(気泡の核)を中心に気化が始まる。しかし、滑らかな容器で不純物の少ない液体を静かに加熱すると、気泡が発生できずに沸点以上の温度になっても液体状態を維持する「過加熱」と呼ばれる不安定な状態になることがある。この状態で衝撃を加えたり、異物を投入したりすると、溜まっていた熱エネルギーが一気に気化エネルギーとして解放され、液体が激しく噴き出す。これが突沸である。これを防ぐには、多孔質の沸騰石をあらかじめ入れておき、気泡が発生しやすい核を作ることが有効である。なお、一度沸騰させた沸騰石は多孔質の穴が液体で埋まり効果がなくなるため、冷めた後の再加熱には新しい沸騰石が必要となる。

小学生のみなさんへ

お湯などの液体をあたためると、ふつうはプクプクとあわが出てきます。でも、ときどき、あわが出ないまま温度だけがどんどん上がってしまうことがあります。その状態で少しゆらしたり、何かを入れたりすると、とつぜんお湯がはね上がって、まわりに飛びちってしまうことがあります。これを「突沸(とっぷつ)」といいます。とてもあぶないので、理科の実験では「沸騰石(ふっとういし)」という小さな石を入れて、とつぜんお湯がはねないように工夫します。

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