皆既日食

一般小学生

まとめ

【定義】
太陽が月に完全に隠される現象(皆既日食)、および月が地球の影に完全に入る現象(皆既月食)を指す。天体の配置と引力の関係により、視覚的な変化や潮汐現象が引き起こされる。

学習の要点

  • 重要語句:皆既日食、皆既月食、本影、大潮、小潮
  • 用語の意義:月・地球・太陽の相対的な位置関係によって起こる光学的現象と、万有引力による潮位変化(潮汐)の仕組みを理解する。

解説

皆既日食は、太陽が月によって完全に覆われる現象であり、地球上の非常に狭い範囲でしか観測することができない。これに対し、月が地球の影(本影)に入ることで起こるのが月食である。地球の影は月の約3倍の直径を持つ大きな円であり、月は影の中を西から東へと横切る軌道を通る。皆既月食の際、月は右側から欠け始め、中央で完全に影に入ると赤黒い色に変化し、その後再び満ちていく過程をたどる。

天体の位置関係は、地球の潮汐現象にも深く関与している。月と太陽の引力が重なり合う新月や満月の時期には、海面の昇降差が最大となる「大潮」が発生する。一方、月と太陽が地球に対して直角方向に位置し、互いの引力が打ち消し合う上弦・下弦の時期には、潮位の差が最小となる「小潮」となる。このように、月の満ち欠け(位相)と潮の満ち引きには明確な因果関係が存在する。

補足
皆既月食中に月が赤黒く見えるのは、地球の大気を通過した太陽光のうち、波長の長い赤色光のみが屈折して月面に届くためである。

小学生のみなさんへ

「皆既日食(かいきにっしょく)」は、太陽が月にすっぽりとかくされてしまう、とてもめずらしい現象です。反対に、月が地球のかげに入って見えなくなることを「月食(げっしょく)」といいます。月が地球のかげを通るとき、月は真っ暗になるのではなく、赤黒い色に見えるのがとくちょうです。

また、月や太陽の引力(引きよせる力)によって、海の水位が上がったり下がったりする「潮の満ち引き」が起こります。月と太陽の力が合わさる新月や満月のときには、潮の動きが一番大きい「大潮(おおしお)」になります。月が半月のときには、たがいの力が打ち消し合って、潮の動きが小さくなる「小潮(こしお)」になります。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する