まとめ
【定義】
メタセコイアのように、遠い過去の地質時代からその形態を大きく変えることなく、現代まで生き残っている生物の総称である。
学習の要点
- 重要語句:メタセコイア、新生代、直立二足歩行、脳容量、原始の海(物質のスープ)
- 用語の意義:地球の歴史における生物の変遷を理解する指標となり、生命の起源や進化の過程を考察する上で重要な手がかりを与える。
解説
地球の歴史において、中生代の恐竜絶滅を経て新生代に入ると、哺乳類が急速に繁栄した。この大きな時代の移り変わりの中で、メタセコイアのように太古の姿を維持し続けている生物が存在する。
人類の出現と進化も新生代における重要な事象である。人類は直立二足歩行を行うことで脳の大型化を促し、アフリカを起点として世界各地へと拡散した。脳容量の推移を見ると、類人猿(約400cm³)に対し、初期の人類である猿人は約460cm³、原人は約1000cm³、旧人は約1500cm³、新人は約1400cm³と、劇的な変化を遂げていることがわかる。
また、全ての生命の起源は、メタン(CH4)やシアン化水素(HCN)などの多様な物質が溶け込んだ「物質のスープ」のような原始の海にあると考えられている。この環境下で複雑な有機化合物が生成され、生命誕生へとつながった。生きた化石を含む現代の生物多様性は、こうした数億年に及ぶ進化と変遷の結果である。
補足
「生きた化石」という言葉はチャールズ・ダーウィンによって提唱された。シーラカンスやカブトガニなどもその代表例であり、これらは特定の環境下で生存競争の圧力が少なかったことなどが、姿を変えずに生き残った要因と考えられている。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
「生きた化石」とは、メタセコイアのように、大昔からずっと同じような姿のまま、今も生きている生き物のことです。
地球の歴史を見ると、恐竜(きょうりゅう)が絶滅したあとの時代に、私たち人間などの哺乳類(ほにゅうるい)が広がっていきました。人間は、二本の足で立って歩くようになったことで、脳がだんだんと大きく進化しました。最初のアフリカから、ヨーロッパやアジアへと世界中に広がっていったのです。
また、すべての命は、昔の海の中で生まれたといわれています。その海には、メタンなどのいろいろな物質がまざっており、まるで「スープ」のようになっていました。そこから長い時間をかけて、今のたくさんの生き物たちへと進化していったのです。
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