まとめ
【定義】
月が太陽と同じ方向に位置し、地球から月の明るい部分(太陽光を反射している面)が見えない状態。天文学的には「朔(さく)」とも呼ばれる。
学習の要点
- 重要語句:公転、南中、朔(さく)、月相
- 用語の意義:月の満ち欠けのサイクル(約29.5日)の起点であり、太陽・月・地球がこの順でほぼ一直線に並ぶ現象を指す。
解説
月は地球の周囲を公転しており、この公転によって太陽・地球・月の相対的な位置関係が絶えず変化する。これが「月の満ち欠け」および「月の出入り・南中時刻の変化」が生じる根本的な仕組みである。
新月の状態では、月は太陽とほぼ同じ方向に位置するため、日の出とともに地平線から上り、正午に南中(真南にくること)し、日没とともに沈む。太陽と同時に空に出ているため、強い太陽光の影響もあり、地上からその姿を視認することはできない。
月の出から月の入りまでの滞空時間を計算する際、観測データに基づいて「月の入り時刻 - 月の出時刻」で算出する。月の入りが翌日になるなど、日をまたぐ計算が必要な場合は、翌日の時刻に24時間を加算してから引き算を行う手法が用いられる。例えば、月の出が20日の23時、月の入りが21日の11時の場合、35時(11+24)から23時を引くことで滞空時間を導き出すことができる。
補足
新月の際、太陽・月・地球が完全に一直線上に並ぶと「日食」が起こる。また、新月から次の新月までの期間を「朔望月(さくぼうげつ)」と呼び、平均して約29.53日である。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
新月(しんげつ)とは、月が太陽と同じ方向にあるため、地球から見ると形が見えない状態のことです。
月は地球のまわりを回っているため、太陽との位置関係によって形が変わって見えます。これが「月の満ち欠け」です。新月のときは、太陽に照らされている面がちょうど裏側になってしまうので、地球からは真っ暗で見えません。
新月の日は、月は太陽と一緒に朝にのぼり、お昼の12時ごろに空のいちばん高いところ(南中)を通って、夕方に太陽と一緒に沈みます。そのため、夜の空に新月が出ることはありません。
月が空に出ている時間を計算するとき、もし月が沈むのが次の日になってしまう場合は、あとの時間に24時間を足してから引き算をすると計算しやすくなります。
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