まとめ
【定義】
月が太陽と同じ方向に位置し、地球から見て月面が全く照らされていない状態。太陽の黄経と月の黄経が等しくなる瞬間を指す。
学習の要点
- 重要語句:日食、月食、本影・半影、赤銅色
- 用語の意義:天体の位置関係(太陽・月・地球の配置)により、月の見え方や食現象の発生が決定することを理解する。
解説
新月とは、月が太陽とほぼ同じ方向にあり、地球から見て月が全く光って見えない状態である。月は地球の周りを公転しており、この公転に伴う位置関係の変化によって、地球から見える月の形(月相)が変化する。
太陽、月、地球が一直線上に並ぶ際、特定の条件を満たすと「食」が発生する。月が太陽を覆い隠す現象を日食と呼び、この時の配置は「太陽・月・地球」の順となる。日食には、太陽が完全に隠れる「皆既日食」、太陽の縁が細い光の輪として残る「金環日食」、太陽の一部が欠ける「部分日食」があり、観測される地域によって見え方が異なる。日食が進行する際、太陽は右側から欠けていくように見える。
一方で、地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかる現象を月食と呼ぶ。この時の配置は「太陽・地球・月」の順である。地球の影には、日光が完全に遮られた「本影」と、日光の一部が届く「半影」がある。月が本影に完全に入り込む皆既月食の際、月は完全な暗闇にはならず、地球の大気を通過し屈折した波長の長い赤い光が月面を照らすため、赤銅色(しゃくどういろ)と呼ばれる独特の暗い赤色を呈する。
補足
新月から次の新月までの周期(満ち欠けの周期)は約29.53日であり、これを朔望月(さくぼうげつ)と呼ぶ。また、新月や満月の時期は太陽と月の起潮力が重なるため、潮汐の干満差が最大になる「大潮」となる。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
新月(しんげつ)とは、月が太陽と同じ方向にあり、地球から見て全く光っていないように見える状態のことです。
月は太陽、月、地球の順番で一直線に並ぶことがあります。このとき、月が太陽をかくしてしまう現象を「日食(にっしょく)」といいます。日食には、太陽が全部かくれてしまう「皆既(かいき)日食」や、光の輪が見える「金環(きんかん)日食」などがあります。
反対に、太陽、地球、月の順番で並び、地球の影の中に月が入ってしまう現象を「月食(げっしょく)」といいます。月食のとき、月は「本影(ほんえい)」という地球の濃い影を通りますが、完全に真っ暗になるのではなく、赤っぽい「赤銅色(しゃくどういろ)」に見えるのがとくちょうです。
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