大潮

一般小学生

まとめ

【定義】
月と太陽の引力(起潮力)が重なり合うことで、満潮と干潮の潮位差が最大になる現象。新月(朔)および満月(望)の時期に発生する。

学習の要点

  • 重要語句:潮汐、起潮力、満潮・干潮、朔望、月食
  • 用語の意義:月と太陽の配置が地球の海洋におよぼす力学的影響と、月相の周期的な関係を理解する。

解説

潮汐現象は、月の引力と地球の自転に伴う遠心力を合わせた「起潮力」によって引き起こされる。太陽も地球に対して起潮力を及ぼすが、その強さは月と比較して約0.46倍程度である。

月と地球、太陽がほぼ一直線上に並ぶ新月(朔)と満月(望)の時期には、月と太陽による起潮力が同じ方向に働き、協力して海水を引っ張る。これにより、満潮時の水位はより高く、干潮時の水位はより低くなり、一日のうちの潮位差が最大となる。これが「大潮」の仕組みである。

これに対し、月と太陽が地球から見て直角方向に位置する上弦・下弦の時期には、それぞれの引力が互いに打ち消し合う形となるため、潮位差が最小の「小潮」となる。また、月食は満月の際に月が地球の影を通過することで発生する現象であり、大潮が発生する天体配置と密接に関係している。月が地球の影の中心付近を横切る際、月面は赤黒い色に見えるのが特徴である。

補足
大潮は、新月や満月の日から1〜2日遅れて現れることが多い。これは「潮の遅れ(月齢とのずれ)」と呼ばれ、海水の移動に摩擦や慣性が働くために生じる現象である。

小学生のみなさんへ

「大潮(おおしお)」とは、海の水がもっとも大きくふくらんだり、もっとも大きくひいたりする現象のことです。

これは、月と太陽が地球の海を引っぱる「引力(いんりょく)」という力が関係しています。月と太陽と地球が一直線にならぶ「新月(しんげつ)」と「満月(まんげつ)」のとき、二つの天体の力が合わさって、海の水が強力に引っぱられます。

このとき、満潮(まんちょう)と干潮(かんちょう)の水位の差が一番大きくなります。大潮のときは、いつもより潮が大きくひくので、海べでの観察などには適していますが、満ちてくるスピードも速いので注意が必要です。

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