外核

一般小学生

まとめ

【定義】
地球内部の層構造のうち、マントルの下、深さ約2900kmから5100kmの間に位置する液体の金属層である。

学習の要点

  • 重要語句:地殻、マントル、内核、地磁気、ダイナモ理論
  • 用語の意義:外核は主要成分として鉄やニッケルを含み、高い圧力下にありながら温度が融点を超えるため液体状態で存在している。この液体金属の対流が地球の磁場(地磁気)を発生させる要因となっている。

解説

地球の内部は、地表面に近い方から「地殻」「マントル」「外核」「内核」という層構造を成している。外核はマントル(固体の岩石層)と内核(個体の金属層)に挟まれた領域であり、その主成分は鉄とニッケルであると推定されている。

外核の最大の特徴は、物質が液体状態である点にある。地震波の観測において、横波であるS波が外核を通過できないことから、この層が液体であることが証明された。また、外核内では金属液体の対流が起こっており、これによって電流が生じ、地球全体を一つの巨大な磁石にする「地磁気」が発生していると考えられている(ダイナモ理論)。

この地磁気は、太陽から降り注ぐ有害な宇宙線や太陽風を遮断し、地球上の生命が生存可能な環境を維持する上で極めて重要な役割を果たしている。地球全体の構造を俯瞰すると、マントル対流によるプレートの移動、海嶺での生成と海溝での消滅といった地学的な循環と並び、この外核による地磁気の生成も地球の活動を支える根幹的な仕組みの一つである。

補足
外核と内核の境界は「レーマン不連続面」と呼ばれる。内核も外核と同じく鉄とニッケルが主成分だが、中心部に近づくにつれ圧力が極めて高くなるため、高温であっても固体状態で存在している。

小学生のみなさんへ

地球のなかは、いくつかの層(そう)に分かれています。一番外側にはわたしたちが住んでいる「地表(ちかく)」があり、その下に岩石でできた「マントル」があります。

「外核(がいかく)」は、そのマントルのさらに深いところにある層です。深さは約2900キロメートルから5100キロメートルくらいあります。

一番の特ちょうは、鉄などの金属(きんぞく)がドロドロにとけて「液体」になっていることです。地球の中心はとても温度が高いので、金属もとけて流れているのです。

このドロドロにとけた金属が動くことで、地球は大きな「磁石(じしゃく)」のような力を持ちます。この力があるおかげで、方位磁石の針が北を指したり、宇宙からの強い光から地球の生き物が守られたりしているのです。

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