まとめ
【定義】
地球の誕生から現在に至るまでの膨大な時間を、地層から発見される化石や岩石、地質構造の変化に基づいて区分した時間的単位。相対年代と放射性同位体を用いた絶対年代によって定義される。
学習の要点
- 重要語句:マグマの海、先カンブリア時代、古生代、シアノバクテリア(らん藻類)、オゾン層、示準化石
- 用語の意義:地球環境の変遷と生物の進化を関連づけて理解するための枠組みであり、地層の対比や過去の環境復元に不可欠な指標となる。
解説
地球の歴史は、微惑星の衝突熱によって表面が溶けた「マグマの海」の状態から始まった。その後、衝突が収まり表面が冷却されると、激しい降雨によって海が形成された。この原始の海が、生命誕生の舞台となったのである。
先カンブリア時代の中期には、光合成を行うらん藻類(シアノバクテリア)が出現した。これにより、大気中および海中の酸素濃度が上昇し、生命進化に決定的な影響を与えた。酸素が上空でオゾン層を形成すると、有害な紫外線が遮断され、それまで水中のみに限定されていた生物の陸上進出が可能になった。
古生代に入ると、三葉虫や魚類が水中で繁栄し、やがて巨大なシダ植物が森林を形成した。こうした環境変化に伴い、初期の両生類のような脊椎動物も陸地へ現れ始めた。このように、地質時代の区分は、物理的な環境の変化と生物の進化の記録である地層によって裏付けられている。
補足
地質時代の境界は、多くの場合、生物の大量絶滅に基づいて設定されている。例えば、古生代と中生代の境界(P-T境界)では、海洋生物の約9割以上が絶滅したと考えられている。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
地球が誕生してから、今から46億年というとても長い時間がたっています。この長い歴史を、生き物の種類や地面の様子で分けたものを「地質時代(ちしつじだい)」と呼びます。
生まれたばかりの地球は、岩石がドロドロにとけた「マグマの海」でおおわれていました。その後、地球が冷えて海ができ、その海の中で最初の生き物が生まれました。
大昔の海にいた「らん藻(そう)」という生き物が酸素を作り出すと、空の上に「オゾン層」というバリアができました。このバリアが太陽の強い光から守ってくれたおかげで、生き物は海から陸へ上がることができるようになったのです。
「古生代(こせいだい)」という時代には、海の中には三葉虫(さんようちゅう)や魚の仲間がいて、陸の上には巨大なシダ植物の森が広がっていました。そこを歩く両生類(カエルの仲間のような生き物)もあらわれ、地球は少しずつ今の姿に近づいていったのです。
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