三日月

一般小学生

まとめ

【定義】
新月の直後、日没後の西の低空に観測される細い弓状の月のこと。天文学的には、月と太陽の黄経差が45度付近の状態を指す。

学習の要点

  • 重要語句:公転、日周運動、南中時刻、朔望月、恒星月
  • 用語の意義:地球の自転と月の公転の相互作用を理解する上で、月の位置変化と時間の遅れは重要な指標となる。

解説

月は地球の自転の影響で東から西へと動いて見える(日周運動)が、同時に地球の周りを西から東へと公転している。この公転の影響により、月を毎日同じ時刻に観測すると、その位置は前日よりも東側へ移動していく。

月が1日に公転により移動する角度は約12度である。この移動分を補うために、地球がさらに自転して月を正面(南中)に捉えるまでには時間がかかる。計算上、1日は1,440分であり、月が約29.5日で一周(満ち欠けの周期)すると仮定すると、1,440分÷29.5日≒約48.8分となり、南中時刻は毎日約50分ずつ遅れることになる。

また、月の公転周期(恒星月:約27.3日)と満ち欠けの周期(朔望月:約29.5日)には約2.2日の差が生じる。これは月が地球を一周する間に、地球自身も太陽の周りを公転しているためである。月が元の位置(B)に戻っても、太陽・地球・月の位置関係が再び新月の状態(C)になるためには、さらに約2.2日分(角度にして約27度相当)進む必要があるためである。

補足
三日月は日没後のごく短い時間しか観測できず、すぐに沈む。また、地球の照り返しによって月の暗い部分がうっすら見える「地球照」が観察されやすいのもこの時期の特徴である。

小学生のみなさんへ

三日月(みかづき)は、新月のあとに見ることができる、細長い形をした月のことです。夕方の西の空にひくく見えます。

月は地球のまわりを回っている(公転といいます)ため、毎日見える位置や形が変わっていきます。毎日同じ時刻に月の場所をたしかめると、月は前の日よりも少しずつ東の方へずれていきます。そのため、月が真南にくる時刻(南中時刻)は、毎日約50分ずつおそくなっていきます。

また、月が地球のまわりを一周する時間と、形がもとに戻るまでの時間は少しだけちがいます。月が回っている間に地球も太陽のまわりを動いているため、次の新月になるまでには約29.5日かかります。これは一周するよりも約2.2日分多く時間がかかっていることになります。

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