まとめ
【定義】
地球の地殻と核の間に位置する、高温の岩石層。固体としての性質を持ちながら、長い時間をかけて流動する「クリープ現象」により、地球内部の熱を運搬する役割を担っている。
学習の要点
- 重要語句:マントル対流、プレートテクトニクス、海嶺・海溝、地球の層構造(地殻・マントル・外核・内核)
- 用語の意義:地球内部の熱対流がプレートの移動を引き起こし、地表面の造山運動や地震、火山の分布を決定づける要因となっている。
解説
地球は、大気圏、水圏、および岩石圏から構成され、これらが相互に作用することで生命の生存に適した環境が維持されている。地球の内部構造に注目すると、表面を覆う地殻の下には、地球の体積の大部分を占めるマントルが存在する。さらにその深部には、液体の外核と固体の内核が位置している。
マントルは高温の固体であるが、数千万年から数億年という長い時間スケールで見ると、液体のように対流している。このマントル対流が原動力となり、地殻とその上部マントルの一部からなるプレートが移動する。新しいプレートは海底山脈である「海嶺」で生成され、移動した後に「海溝」で別のプレートの下に沈み込んで消滅する。この一連の循環が、地球の動的な変化を生んでいる。
また、地球を取り巻く環境として大気や水も重要である。大気層は約100kmの厚さを持つが、気象現象が発生する雲の層は地上約10km程度に集中している。大気は貿易風、偏西風、極偏東風といった地球規模の循環を行い、赤道低圧帯などの気圧帯を形成することで、地球全体の温度調節や生命維持に不可欠な役割を果たしている。
補足
マントルは主にカンラン岩質の岩石で構成されている。マントルと地殻の境界は「モホロビチッチ不連続面(モホ面)」と呼ばれ、地震波の速度が急激に変化する特徴がある。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
地球は、空気(大気圏)、水(水圏)、地面(岩石圏)で包まれています。マントルは、その地面のさらに深い場所にある、とてもあつくて広い層のことです。
マントルはかたい岩石でできていますが、長い時間をかけてゆっくりと、まるで水のように流れています。このマントルの動きを「対流」といい、その上にのっている巨大な地面の板(プレート)を動かす力になっています。
マントルによって運ばれたプレートは、海の中の山(海嶺)で新しく作られ、深い海のみぞ(海溝)で地球の中に沈んでいきます。こうして、地球の地面は少しずつ新しく入れかわっています。
また、空気や水も、地球が熱くなりすぎたり寒くなりすぎたりしないように調節して、私たちが生きていける環境を守ってくれています。
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