フェーリング液

一般小学生

まとめ

【定義】 フェーリング液とは、還元性を持つ糖(還元糖)やアルデヒドを検出するための試薬である。溶液を加えて加熱することで、青色から赤かっ色の沈殿(酸化銅(I))が生じる反応を利用する。

まとめ

フェーリング液は、グルコースなどの還元糖を確認するための青色の薬品である。加熱により赤かっ色の沈殿を生じる変化によって、糖の存在を判定できる。

解説

フェーリング液は、硫酸銅(II)水溶液であるA液と、酒石酸カリウムナトリウム(ロッシェル塩)および水酸化ナトリウムの混合水溶液であるB液を使用直前に混合して用いる。通常、銅(II)イオンは強塩基性下で水酸化銅(II)として沈殿するが、酒石酸イオンが錯体を作ることで安定して溶解している。ここに還元性を持つ糖を加えて加熱すると、銅(II)イオンが還元され、赤かっ色の酸化銅(I)が析出する。グルコースやフルクトース、マルトースなどはこの反応を示すが、スクロース(ショ糖)は還元性を持たないため反応しない。この性質は、有機化合物の性質調査や糖尿病の診断(尿糖検査)の歴史的な基礎としても重要である。

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