まとめ
【定義】
大気中に窒素、酸素に次いで3番目に多く含まれる希ガスの一種。化学的に極めて安定しており、電球の封入ガスや溶接時の保護ガスとして利用される。
学習の要点
- 重要語句:空気の成分比、希ガス、不完全燃焼、温室効果ガス、高圧ガス容器の識別色
- 用語の意義:大気構成の理解と、各気体の化学的性質および人体・環境への影響を把握する。
解説
大気の成分構成は、窒素が約78.08%、酸素が約20.95%を占めており、アルゴンはこれらに次いで3番目に含有量が多い気体である。アルゴンは他の物質と極めて反応しにくいという性質を持つため、電球の内部に詰められることでフィラメントの蒸発を抑制する役割などを担っている。
大気中にはこの他にも、温室効果ガスとして知られるメタンや、二酸化硫黄などの微量成分が含まれている。気体の性質は多岐にわたり、例えば窒素は酸性雨の因果関係に関わることがあり、一酸化炭素は不完全燃焼によって発生し、吸入すると中毒を引き起こす危険な性質を持つ。
また、これらの気体を保管するガスボンベ(高圧ガス容器)は、その種類を判別するために識別色が規定されている。酸素は「黒色」、水素ガスは「赤色」、液化炭酸ガスは「緑色」、液化塩素は「黄色」、液化アンモニアは「白色」と、視覚的に区別できるよう明確に色分けされている。
補足
アルゴンは原子番号18の元素で、無色・無臭の気体である。地球上のアルゴンのほとんどは、岩石に含まれるカリウム40の放射性崩壊によって生成されたものである。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
アルゴンは、空気の中に3番目に多くふくまれている気体です。
空気の中で一番多いのは「ちっ素」、二番目は「酸素」、そして三番目がこの「アルゴン」です。アルゴンは、ほかのものと反応しにくいという変わった特徴があります。そのため、電球の中に詰められて、中の部品が長持ちするように使われています。
空気には、ほかにもいろいろな種類の気体がまざっています。例えば、燃料がうまく燃えなかったときに出る「一酸化炭素」は、体に毒なのでとても危険です。また、地球をあたためてしまう「メタン」という気体もふくまれています。
ガスが入っているボンベは、中身をまちがえないように色が決められています。酸素は「黒」、水素は「赤」、二酸化炭素(液化炭酸ガス)は「緑」など、ひと目で何が入っているか分かるようになっています。
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