ろ過

一般小学生

まとめ

【定義】
液体に混在している溶け残りの固体などを、ろ紙などの多孔質材料を用いて分離する操作のことである。

学習の要点

  • 重要語句:溶質、溶媒、溶液、飽和水溶液、溶解度
  • 用語の意義:混合物から特定の固形分を取り出す、あるいは液体を精製するために用いられる。水溶液の性質においては、温度変化による溶解度の差を利用した物質の析出と密接に関連する。

解説

ろ過は、粒子の大きさの違いを利用して、液体中の不純物や溶け残った溶質を分離する手法である。理科の実験においては、物質が溶媒(水など)に溶ける限界量である「溶解度」を確認する際に頻繁に用いられる。

物質の溶解度は温度によって変化する。例えば、ホウ酸は温度が上がると溶解度が大きく増加するが、食塩(塩化ナトリウム)は温度による変化が非常に少ない。このように、物質の種類や温度条件によって溶媒100gあたりに溶ける最大質量は決まっている。

飽和水溶液を冷却した際に、溶けきれなくなった溶質が結晶として現れる現象を「析出」と呼ぶ。この際、析出した固体と残った水溶液を分けるために、ろ過の操作が必要となる。また、水溶液の濃度計算においては、溶質の質量を溶液全体の質量(溶媒+溶質)で割ることで算出される。

補足
ろ過を行う際は、ガラス棒を伝わらせて液体を注ぎ、漏斗の足の先端をビーカーの壁面につけることが基本操作とされる。これは液体の飛散を防ぎ、スムーズなろ過を促進するためである。

小学生のみなさんへ

「ろ過」とは、水の中にまざっている「とけ残ったもの」などを、ろ紙などを使って分けることです。

理科の勉強では、水にものがとける様子や、植物が育つ仕組みといっしょに学習します。水100gにとけるものの重さは、水の温度や、とけさせるものの種類(食塩やホウ酸など)によって決まっています。温度が下がってとけきれなくなったものが出てきたときに、ろ過をして取り出したりします。

また、植物が芽を出す(発芽)ためには、水、空気(酸素)、適した温度の3つが必要です。肥料は芽を出すためではなく、その後の成長を助けるために使われます。種の中には、芽が出るための「養分」がたくわえられており、インゲンマメなどは「子葉(しよう)」という部分に栄養があります。

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