やませ

一般小学生

まとめ

小学生のみなさんへ

「やませ」は、夏に東北地方の太平洋側にふく、とても冷たくてしめった北東の風のことです。ふつう、夏といえば暑いイメージがありますが、この風がふくと気温が上がらず、太陽の光もさえぎられてしまいます。

この風は、北の方にあるつめたい海の上を通ってくるため、たくさんの水分をふくんだ霧や雲を連れてきます。そのせいで、田んぼのお米がうまく育たなくなる「冷害れいがい」というこまったことがおこります。特にお米の赤ちゃんができる時期にやませが長くふき続けると、お米が実らなくなってしまいます。

農家の人たちは、この冷たい風に負けないように、寒さに強いお米の種類しゅるい開発かいはつしたり、田んぼに水を深くはっていねが冷えないように工夫したりして、みんなが食べる大切なお米を守っているのです。

ルラスタコラム

岩手県出身の宮沢賢治は、農学校の先生をしながら、この「やませ」による冷害に苦しむ農家の人たちを助けようと努力しました。有名な「雨ニモマケズ」という詩の中にある「サムサノナツハオロオロアルキ」という言葉は、やませで気温が上がらず、お米が育たないことを心配して歩きまわる様子を表しているといわれています。

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